眠いな〜〜体も動かないし、、
ハムスターが眠そうに動かない時は注意が必要です!!
ハムスターが突然動かなくなった時、
「死んじゃったの?冷たくなってる!!」と焦る方がほとんどだと思います。
しかし、一旦落ち着きましょう。
ハムスターが動いていない場合には、「擬似冬眠」と呼ばれる状態になっている可能性があります。
まずは、「死亡しているのか、擬似冬眠をしているのか」を見分けてみて、擬似冬眠ならばすぐに応急処置をしていきましょう!
今回は、ハムスターの擬似冬眠について
- 擬似冬眠の見分け方
- 復活させる方法・対処法
- 予防法
などについて詳しく解説していきます!
飼い主さんは、この記事を読んでハムスターの擬似冬眠に冷静に対処していくようにしてください!!
ハムスターの擬似冬眠と死亡の違い・見分け方
擬似冬眠の見分け方を解説します!!
擬似冬眠はハムスターが何らかの原因で低体温症になっている仮死状態のことです。冷たく動かなっているので、死亡しているのかと勘違いしてしまいますが、この状態では、まだハムスターは生きています!
ハムスターの擬似冬眠と死亡(死後硬直)を見分けるためには、以下の項目をチェックしてみてください!
擬似冬眠 | 死亡している(死後硬直) | |
---|---|---|
呼吸の有無 | わずかに呼吸している | 呼吸はしていない |
体の柔らかさ | 体は柔らかい | 固くなっている |
目の開閉 | 目を閉じている | 目が開いている |
ヒゲの反応性 | 触ると反応する | 反応しない |
触った時の体感温度 | わずかに体温を感じる | 冷たくなっている |
ハムスターの状態を確認してみて、擬似冬眠の項目に当てはまる場合は、まだ大丈夫です!ハムスターは擬似冬眠しており、死亡しているわけではないと判断できます。
まだ生きてんで!!
しかし、擬似冬眠はゆっくりと死に向かっている危ない状況です。
飼い主さんは、ハムスターを擬似冬眠から復活させるためにすぐに応急処置を行ってあげるようにしましょう!
【復活!】ハムスターを擬似冬眠から起こす5つのステップ
飼い主助けてくれ〜〜
ハムスターを擬似冬眠から起こすためには、温めてあげることが大切です!しかし、この温め方にも注意が必要です。
ドライヤーやヒーターを直接当てて温めてしまうと、一気に血流が良くなり心臓に負担をかけてしまいます。直接温めると逆効果でそのまま死亡してしまうことも・・
そのため、飼い主さんは、時間をかけてゆっくりと温めてあげるようにしましょう!
■ハムスターを温める時の注意点!!
ハムスターを温める時には、ドライヤーやヒーターを直接当てて温めるのはNG!
【対処法】擬似冬眠から復活させる5つのステップ
ゆっくり温めていきます!!
ハムスターを擬似冬眠から復活させるためには、以下の5つのステップを実践してあげてください。
■擬似冬眠から復活させる5つのステップ
1.エアコンを使い室温をあげる
2.手のひらやカイロ、湯たんぽで間接的に温める(30分間)
3.ハムスターの意識が回復したかどうかを判断
4.意識が回復してきたのなら、温かいミルクや砂糖水を与える
5.元気になるまで保温し見守る
それぞれについて詳しくみていきましょう!
1.エアコンを使い室温をあげる
部屋の温度は寒くないですか?エアコンが切れていませんか?
擬似冬眠は、低体温になっている状況ですので、まずは部屋の温度を温めてあげる必要があります。部屋の温度は、20〜26℃に保ってあげるように設定してください。
2.手のひらやカイロ、湯たんぽで間接的に温める(約30分)
部屋の温度をあげるように設定した後は、人間の手のひらやカイロ、湯たんぽを間接的に使って約30分間温めてあげてください。
湯たんぽやカイロは直接当てると熱すぎるので、タオルや毛布にくるんで、間接的に温めてあげましょう。
3.ハムスターの意識が回復してきたかどうかを判断
30分間温めて意識が回復してきているか判断してあげましょう!
触ると少し動いていたり、反応が出始めたりすると回復傾向にあると言えます。もし意識が回復しているならば、次のステップに進んで大丈夫です。
意識が回復していない場合には、次章の「【タイムリミット1時間】起きない・回復しない場合は?」を参考にしてみてください!
4.意識が回復してきたなら、温かいミルクや砂糖水を与える
ハムスターの反応が少し出てきたり、動いてきたりした場合には、口から温かいミルクや砂糖水などの栄養と水分を与えるようにしましょう。
エネルギーと水分を補充することで臓器の機能を助けて体を回復させます。
ハムスターの口は小さいので、スポイトや綿棒を使うと良いでしょう。
5.元気になるまで保温し見守る
意識が徐々に戻ってくると思いますが、元気を取り戻すまでしっかりと保温し続けてあげましょう。
擬似冬眠は低体温により、体が無理に冬眠してしまった状態ですので、かなりの負担がかかっていたと考えられます。
自力での歩行や、餌を食べているなどの行動が見られたらケージに戻してあげても良いでしょう。
その後も、室温やケージの温度、ハムスターの様子をしっかり観察してあげるようにしてください!
【タイムリミット1時間】起きない・回復しない場合は?
30分間温めてみて、何も反応がないようであれば、危険な状況かもしれません。ハムスターが1時間温めても起きない場合には、そのまま死んでしまう可能性があります。
飼い主さんは、温めつつも動物病院へ連絡し、すぐに対応できる動物病院へ連れていきましょう!
【擬似冬眠】ペットのハムスターは冬眠しない
野生のハムスターは冬になると、しっかりと食べ物を蓄えて冬眠し、体のエネルギー消費を防ぎます。
それに対して、ペットで飼われているハムスターは、室温が保たれており、餌や水も十分にあるため冬眠する必要がないです。そのため、冬眠することはほとんどありません。
普通は冬眠せえへんで!!
では、どうして擬似冬眠が起きるのでしょうか?
擬似冬眠の原因としては、以下のようなものが考えられています。
■ハムスターの擬似冬眠の原因
・室温の急激な低下
・日照不足
・栄養不足
室温が10℃以下になっている場合や、日照時間が2時間以下になっている場合、また餌をあまり食べれておらずエネルギー不足になっている場合に低体温症を発症し、擬似冬眠を起こしやすくなります。
擬似冬眠は、急激な低体温により、食べ物を蓄える暇もなく冬眠してしまうので、体が耐え切れず死亡する危険性があります。
飼い主さんは、擬似冬眠を起こさないようにしっかりと環境を整えてあげることが大切です。
ハムスターを擬似冬眠を防ぐグッズ3選
ハムスターの低体温症を予防できる飼育用品をいくつか紹介いたします!
サンコー パネルヒーター
- ケージの下に引くタイプ
- ハムスターが上に乗って使用
- ケージ内にコードがないので噛まれない
個人的に一番おすすめです!
トンネルヒーター
- ケージの中に配置するタイプ
- ハムスターが中にはいって使用
- ケージが動かされたらコードがケージ内に行くので注意
ハムスターに齧られないように要注意!
MARUKAN デジタルサーモ
- ケージの中の温度を常に可視化できるグッズ
- 夜間でも見やすいデジタル表示
- センサー&コードを金属でカバー(安心のイタズラ対策)
常に温度管理できるのめっちゃ安心!!
ハムスターを擬似冬眠させない予防法3選
ハムスターを擬似冬眠させないためには、温度管理と栄養管理が大切であり、具体的な方法としては以下のようなものが考えられます。
■ハムスターを擬似冬眠させない予防法3選
1.エアコンで室温を保つ
2.ペット用のヒーターや床剤を使い温める
3.食事を切らさないように注意する
ハムスターの快適な温度は、20~26℃です。
そのため、エアコンを使いハムスターに快適な室温を提供できるようにしましょう。
また、ケージ内の温度も20℃以上にはしてあげてください。ペット用のヒーターや床剤を大量に使ったり、金網ケージを使っている場合は、アクリルの水槽ケージに変えてあげるのも良いでしょう。
さらに、エネルギー不足による擬似冬眠を防ぐため、ゲージ内の食事は切らさないように注意してあげてください。
擬似冬眠しないようにしっかり管理しましょう!!
まとめ:ハムスターを擬似冬眠から復活させる方法
今回は、ハムスターの擬似冬眠について解説しました!
ハムスターが急に動かなくなったり、冷たくなっている場合には、擬似冬眠している場合があります。危険な状態ではありますが、まずは冷静にゆっくりと温めてあげましょう!
■擬似冬眠から復活させる5つのステップ
1.エアコンを使い室温をあげる
2.手のひらやカイロ、湯たんぽで間接的に温める(30分間)
3.ハムスターの意識が回復したかどうかを判断
4.意識が回復してきたのなら、温かいミルクや砂糖水を与える
5.元気になるまで保温し見守る
擬似冬眠はすぐに対処してあげることで復活してくれる可能性もあります。もし、なかなか意識が回復しない場合には、温めながら動物病院に連れて行くようにしてください!!