ぶどう食べたい!、、けど食べれるの?
食べれますが、いくつか注意点もあります!
ハムスターにぶどうを食べさせてあげたいと思った時、
「ぶどうを食べさせても大丈夫?」「皮や種も食べれるの?」
などさまざまな疑問が湧き上がってきますよね。
ハムスターは、ぶどうを食べられますが、与える時にはいくつか注意すべきポイントがあります。
今回は、ハムスターにぶどうを与える時の
・与え方の注意点3つ
・食べれるぶどうの種類
・メリット
などについて詳しく解説していきます!
飼い主さんは、この記事を読んで、正しい方法でハムスターにぶどうを与えられるようになりましょう!
ハムスターはぶどうを食べられる!3つの注意点を紹介
ハムスターはぶどうを食べられます!
しかし、与え方の注意点を守らないと最悪命を落としてしまうことも。
注意すべき点は以下の3つです。
■ハムスターにぶどうを与える際の注意点3つ
1.皮や種は与えない
2.適量を与える
3.新鮮かつ常温のものを与える
それぞれについて詳しく解説していきます。
皮や種は与えない!皮を食べたら病院へ連絡!
ハムスターには、ぶどうの皮や種は与えないようにしましょう!
ぶどうの皮や種にはポリフェノールの一種であるタンニンと呼ばれる物質が含まれています。
タンニンは、強い殺菌作用を持っておりハムスターが摂取してしまうと消化管や内臓などがダメージを受けてしまいます!
ハムスターがぶどうの皮や種を食べてしまった場合には、動物病院に連絡して受診するかどうかを判断してもらいましょう。
犬や猫などの動物は食べてはいけないものを食べた場合には、催吐処置で吐き出させることが可能です。
しかし、残念ながら小さな体のハムスターには催吐処置は行えません。
皮下点滴を行いタンニンの毒素を薄めてあげることはできますので、一度動物病院に連絡して処置の必要性を確認してみるようにしてください!
必ず皮や種を取り除いて、実のみを与えるようにしましょう!
【ぶどうの適量と頻度】与えすぎないことが大切!
ぶどうは、水分と糖質が多い果物であり、食物繊維も含まれています。そのため小さな体のハムスターが、ぶどうをたくさん食べてしまうと下痢や肥満の原因となってしまうことも。
ハムスターに与えるぶどうの適量と頻度は以下の通りです。
■ハムスターへのぶどうの与え方
適量…ティースプーンで1/2杯 or 5mm角程度
与える頻度…週に1回が目安
食べたいけど、我慢、、!!
飼い主さんはしっかりと上記の適量と頻度を守ってぶどうを食べさせてあげましょう!
新鮮かつ常温に戻したものを与える
ハムスターにぶどうを与える時には、新鮮なものを与えるようにしましょう!
ぶどうには、多くの水分が含まれていますので放置したままだと腐敗し傷んでしまいます。
与えてから30分~1時間経過しても食べない場合は、回収した方が良いでしょう。
特に、ハムスターは餌をケージに隠すこともあるので、ケージの隅まで確認してぶどうの食べ残しが隠されていないか確認するようにしてください。
また、ぶどうは常温に戻したものを与えるようにしましょう。
冷蔵庫で冷えたままのぶどうは小さな体のハムスターの消化管に負担をかけ、体調を崩す原因となりますので注意が必要です。
与えるぶどうの状態にも注意!
ハムスターに与えるぶどうの種類について
ハムスターに与えるぶどうの種類によって、与え方や注意点に何か違いがあるのかと思われる方も多いと思います。
ここからは、
・マスカットやデラウェア、巨峰といった様々なぶどう
・乾燥レーズン、干しぶどうなどの加工品
などについて、ハムスターが食べられるかどうか、与え方の違いなどについて解説していきます!
マスカットやデラウェア、巨峰も食べられる!
マスカットやデラウェア、巨峰といったぶどうもハムスターは食べられます!
また、与え方や注意点も特に違いはありません。
■マスカット、デラウェア、巨峰の与え方
適量…ティースプーンで1/2杯 or 5mm角程度
与える頻度…週に1回が目安
マスカットの皮には、タンニンがあまり含まれていないと言われていますが、安全のためにもハムスターに与える時には実のみの与えてあげましょう!
マスカットやデラウェアなどぶどうの種類にかかわらず、しっかりと皮と種を取り除き、新鮮なものを与えてあげると安心です。
いろんなぶどうが食べていです〜〜
レーズンや干しぶどうも与えてよい?
人間が食べるレーズンや干しぶどうなどをハムスターに与えることはおすすめしません。
水分含有量が少なくなっており、下痢をする可能性は低いですが糖質やカリウムが通常のぶどうよりも濃縮されています。
少ししかあげていなくても糖尿病や肥満、不整脈の原因となることも考えられますので、あまり与えない方が良いでしょう。
また、ぶどうジュースやゼリーなどのぶどうの加工食品はハムスターにとって糖分過多になり有害です。
どうしても与えたい場合には、動物用のぶどうのおやつを与えてあげるようにしてください。
ぶどうの他にも、野菜を与えてあげることで健康的な生活を目指せますので、飼い主さんはぜひ検討してみてましょう!
ぶどうに含まれる栄要素
ぶどうに含まれる栄養素としては、以下の通りです。
ぶどうに含まれる栄養素 | 得られる効果 |
---|---|
ブドウ糖 | 生命活動に必要なエネルギー源となる |
ポリフェノール | 抗酸化作用を持ち、血管の健康を維持する |
ビタミンB群 | エネルギー代謝を助け、疲労感を軽減させる |
カリウム | 筋肉の収縮や免疫の維持に役立つ |
ペクチン | 食物繊維の一種。お腹の調子を整える |
このようにぶどうには、ハムスターの健康に役立つ栄養素が多く含まれています。
特にブドウ糖とビタミンB群は、エネルギー補充にはもってこいの栄養素です。また、ポリフェノールによる抗酸化作用は全身や血管の炎症を抑制します。
その他にも、筋肉の収縮に必要なカリウムや食物繊維のペクチンも含まれており、適量与えることができればハムスターの健康をより良くしてくれる食材だといえるでしょう。
ハムスターにぶどうを与えるメリット3選
ぶどうはハムスターに与えることによって、様々なメリットを得られます。
ハムスターにぶどうを与えるメリットとしては、以下の3つが考えられます。
■ハムスターにぶどうを与えるメリット3選
1.水分補給で脱水改善
2.糖分摂取で疲労回復
3.高齢期の食欲増進
それぞれについて詳しくみていきましょう!
水分補給で脱水改善
ぶどうは多量の水分を含んでいる果物なので、水分補給にも使用できます。
動物は体の中の水分が8%~10%失われ脱水するだけで命を落とす危険が高まります。
小さな体のハムスターにとっては、ぶどうに含まれる水分は、生命活動を行うために非常に重要な水分源となるでしょう。
特に夏場の熱中症予防や夏バテ気味なハムスターにもおすすめです。
しかし、ぶどうは食べすぎると下痢をする恐れもありますので注意しましょう。
与える時には少量与えることを意識してください!
糖分摂取で疲労回復
ぶどうには、ブドウ糖のような糖分が多量に含まれていますので、エネルギー補給に有用な食材です。
また、ぶどうに含まれるビタミンB群はエネルギー代謝を補助する役割を持っています。
そのため、ブドウ糖とビタミンB群を一緒に摂取できるぶどうは、エネルギーを補給し疲労回復したい時に最適な食材でしょう!
ハムスターがいつもより元気がない時に少し与えてみるのもおすすめです。
高齢期の食欲増進
高齢期で食欲がないハムスターでもぶどうを食べてくれることは多いです。
普段の食事に少しトッピングして食欲を増進させてあげることも有効でしょう。
高齢期のハムスターでは、脱水により食欲低下を起こしていることも多いです。
そのため、ぶどうを食べることによって、水分補給やエネルギー補給を行い、体調や食欲を改善することができるかもしれません。
ぜひ、高齢期のハムスターにも適量を守ってぶどうを与えてあげるようにしましょう。
まとめ:ぶどうは量や与え方に注意!
今回は、ハムスターにぶどうを与える時の注意点やメリットを解説してきました。
ハムスターにぶどうを与えると、疲労回復や水分補給など様々なメリットを得られる可能性がありますが、与えすぎると逆効果になりますので注意が必要です。
ハムスターにぶどうを与える時の注意点をおさらいしておきましょう。
■ハムスターにぶどうを与える際の注意点3選
1.皮や種は与えない
2.与えすぎず、適量与えることが大切
3.新鮮かつ常温に戻したものを与える
心配な飼い主さんは、動物用のおやつを利用してあげることも良い手段です!
飼い主さんは、上記の注意点を守って正しくぶどうを与えてあげ、ハムスターに健康で楽しい食生活を提供してあげましょう!