ブロッコリーって食べてみたいけど大丈夫なの?
ブロッコリーはハムスターの健康に良いおすすめの野菜だよ!
緑黄色野菜のブロッコリーは、生でも茹でても栄養が豊富でハムスターに積極的に食べさせたい野菜です。
房の部分だけでなく茎や葉っぱ、ブロッコリースプラウト(新芽)にも、ハムスターが丈夫で健康な体を作るための栄養がたくさん詰まっています。
本記事では、ハムスターに与えるブロッコリーについて以下の内容を解説していきます。
・主な成分と健康効果
・食べられる部位と与え方
・与える時の注意点
この記事を読んでブロッコリーの魅力を知れば、飼い主さんは、きっとハムスターにあげたくなるハズです!
栄養満点のブロッコリーを食餌に取り入れて、あなたのハムスターの健康で長生きライフを目指しましょう!
ハムスターにブロッコリーはおすすめの野菜
ハムスターは肥満や糖尿病になりやすく、水分が多いと下痢も心配なので糖質と水分には気を付けなければなりません。
そんなハムスターにはブロッコリーがとってもおすすめです。
■ブロッコリーのおすすめポイント
- 低カロリーで糖質が少ない
- 水分量も低めが下痢の心配が少ない
- 旨味成分が豊富で嗜好性が高い
- 食物繊維が豊富でお通じに良い
- 豊富なビタミンで老化防止
ブロッコリーに秘められた健康効果と、どんな種類があるのか見ていきましょう!
ブロッコリーの主な成分と健康効果
ブロッコリーに含まれる栄養には、ハムスターの毛艶、免疫力、丈夫な体作りへの効果が期待できます。
■ブロッコリーの主な成分と健康効果
- βカロテン…皮膚や皮毛に良い、免疫向上
- カリウム…塩分排泄、筋肉疲労効果
- ビタミンK…骨格形成と止血効果
- 葉酸…貧血防止、成長を助ける
- ビタミンC…臓器によく、血液生成に役立つ
- 食物繊維…整腸作用
- スルフォラファン…抗酸化作用
特にβカロテンが豊富に含まれていてハムスターの被毛の健康に効果的です。
ぼくの毛にツヤが出てモフモフになるよ!!
さらにβカロテンはビタミン類とスルフォラファンとの相乗効果によりガン予防の効果も期待できます。
ブロッコリーには丈夫な体が作れる豊富なたんぱく質も含まれているので積極的に食べさせたい野菜といえます。
ブロッコリーの種類
ブロッコリーにはいくつかの種類があります。
■ブロッコリーの種類
- カリフラワー・・・ブロッコリーが突然変異した野菜
- スティックセニョール・・・房が小さくて茎が長いのが特徴のブロッコリー。
- ブロッコリースプラウト・・・ブロッコリーの新芽
どの種類もブロッコリーと同じくらい栄養価が高くハムスターに食べさせても大丈夫な野菜です。
簡単に栽培できて栄養が豊富なブロッコリースプラウトについては後半で紹介します!
ハムスターが食べられるブロッコリーの部位は?
ブロッコリーは房の部分だけではなく、茎、葉っぱの部分もハムスターに与えることができます。
部位によって固さや水分量などが違うのでそれぞれの特徴を見てみましょう。
房がメイン
房の部分は花蕾(からい)というつぼみが集合しています。
柔らかくて旨味がありハムスターが一番好んで食べる部位です。
房の部分が一番うまいんだな~
5mm~1cm角程度に分けてハムスターが手に持って食べられるサイズにしてあげましょう。
茎は歯にいい
茎は固めの部位を捨ててしまいがちですが、ハムスターにとってはむしろ固い茎をかじることで歯の伸びすぎを予防できるメリットがあります。
歯の調子が悪かったり、高齢のハムスターにあげる場合は茹でて柔らかくしてからあげましょう。
茹でる場合は塩茹でしないように!
1~2cmを目安に短冊切りか拍子切りにして与えると食べやすくて良いでしょう。
葉っぱも食べられる
あまり馴染みがないブロッコリーの葉っぱも実は食べられます。
房や茎の部分に比べて水分量がやや多めですが、あげ過ぎに注意すれば栄養も豊富でおすすめです。
1~2cm角に切ってあげるとムシャムシャと食べてくれます。
実は葉っぱも大好きだったりします!
水分が気にならない乾燥させたブロッコリーの葉もおすすめです。
ハムスターにブロッコリーを与える方法5選
ブロッコリーは与え方によって栄養価や食感に違いが出てきます。
■ブロッコリーの与え方5選とメリット
- 【生】歯の伸びすぎ防止
- 【茹で】柔らか食感で嗜好性UP
- 【レンジ】栄養を逃さない
- 【冷凍】保存に便利
- 【乾燥】水分を抑え下痢防止
それぞれについて詳しくみていきましょう。
【生】歯の伸びすぎ防止
ブロッコリーは生で与えるのが一番おすすめです。
豊富に含まれる栄養をそのまま摂取でき、シャキシャキとした噛み応えは歯の伸びすぎの防止になります。
ブロッコリーに含まれる栄養素は水に溶けやすく、加熱することでビタミンや葉酸などは減ってしまうので生が一番栄養を摂ることができます。
歯応えもよく栄養を摂れる生が一番ですね!
【茹で】柔らか食感で嗜好性UP
ブロッコリーの栄養は水溶性のものが多く、茹でることで水に溶け出してしまいます。
そのため茹でたブロッコリーは栄養が低くなってしまいますが、柔らかくなり甘みも出て嗜好性がUP!
塩を入れずにお湯を沸騰させて、2~3分茹でて十分に冷ましてから与えましょう。
ブロッコリーにはアクの素であるシュウ酸が含まれていますが茹でることで無害化することもできます。
塩分はハムスターに毒なので塩茹ではNGです!!
【レンジ】栄養を逃さない
栄養を逃さずに柔らかくしたい場合は、茹でずにレンジで温めるのがおすすめです。
耐熱皿に入れてラップをかけて500wで2~3分くらい温めるだけなので、お湯を準備する手間もなく簡単に加熱できます。
レンジならブロッコリーの栄養を損なわずに柔らかくすることができて便利です。
レンジなら柔らかくて栄養もたっぷりですね!
【冷凍】保存に便利
使わないブロッコリーはブランチング(軽く茹でて冷凍する)で保存しましょう。
スーパーで売っている冷凍ブロッコリーは塩茹でや味付けされていないものを選ぶ必要があります。
ハムスターにあげるときには茹でてから十分に冷ましてからあげましょう。
茹でた後はしっかり冷まして火傷させないように注意!
茹で戻すと生よりも水っぽくなりやすいので水気をよく切ってから与えるようにしましょう。
【乾燥】水分を抑え下痢防止
水気がどうしても気になるという方は乾燥ブロッコリーがおすすめです。
水気があると下痢になりやすく、野菜の鮮度劣化も早くなってしまうのが問題です。
フリーズドライ製法で乾燥させたブロッコリーなら水分をとり過ぎる心配がなく、生の野菜よりも日持ちしやすくなっています。
サクサクした歯応えで食べやすく、風味と栄養がそのままのブロッコリーをいつでもあげられて便利です。
最後はフリーズドライしか勝たん!
ハムスターにブロッコリーを与えるときの注意点
ブリッコリーをハムスターにあげるにはいくつかの注意点があります。
■ブロッコリーを与える時の注意点
- 良く洗う
- 水を切る
- 鮮度に気を付ける
- 塩茹ではNG
- 与え過ぎに注意
生でも茹でる場合でもブロッコリーをあげる前には下準備が必要です。
良く洗う
生のブロッコリーには農薬や汚れ、虫などが付いている場合があります。
20~30分程度水に浸してから房の部分を振るい洗いをして農薬と虫を落とします。
最後に流水で汚れをしっかり洗い流しましょう。
面倒でも必ず水に20~30分浸しましょう!
水を切る
水洗いをした後はしっかりと水を切ることが重要です。
水気が残っているとハムスターが水分をとり過ぎて下痢の原因になったり、鮮度が落ちるのが早くなってしまいます。
キッチンペーパーなどを使って最後までしっかりと拭き取りましょう。
水気が残ってると下痢になっちゃうよ~
鮮度に気を付ける
ブロッコリーは常温(20℃)では1日、野菜室(5℃)なら1週間ほどが保存の目安です。
湿度も必要なので袋に包んで野菜室で保管しましょう。
長期保存をする場合はブランチング(軽く茹でて冷凍する)すれば約1か月くらい保存ができておすすめです。
冷蔵庫に保存したのを忘れないでね~
塩茹ではNG
塩はハムスターにとって有害です。
柔らかくしたいときや冷凍ブロッコリーを茹で戻す場合でも塩茹では厳禁です。
スーパーで加工されたブロッコリーをあげる場合も、塩が使われていないか十分確認しましょう。
人用に加工されたものはあげないようにしましょう!
与え過ぎに注意
健康に良いブロッコリーもあげ過ぎると逆効果になります。
■ハムスターにあげる目安の量
- ドワーフ系・・・5mm角(0.5g程度)
- ゴールデン系・・・1cm角(1g程度)
あげ過ぎると下痢をしてしまうことがあります。
下痢をしている場合はあげるのを控えてペレットのみをあげましょう。
連続であげ続けない
ブロッコリーに限らず同じ野菜を連日あげ続けると栄養が偏ってしまいます。
ブロッコリーにはシュウ酸というアクの素になる成分が含まれて少量であれば気にする必要はありませんが、連続であげ続けると尿結石のリスクが高まります。
毎日同じ野菜をあげるのではなく、日ごとに違う野菜をローテーションであげるのが重要です。
毎日いろんな野菜をくださいな!
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ブロッコリースプラウトもハムスターにおすすめ
一見すると細身のブロッコリースプラウトですが、栄養も豊富でハムスターもよく食べる野菜としておすすめです。
栽培キットも販売されていて自宅で簡単に無農薬で育てられます。
スプラウトの栄養価
ブロッコリースプラウトはブロッコリーの新芽(スプラウト)で通常のブロッコリーと同じ栄養価を含んでいます。
スルフォラファンが豊富に含まれているので、肝機能や腫瘍の防止効果が期待できます。
そのまま生であげる
茹でると水溶性の栄養が水に溶けだしてビタミンや葉酸が低下してしまうので、ブロッコリーと同じく生であげるのがおすすめです。
根の部分は切り、種は取り除いて芽と細長い茎の部分を良く水洗いしてから与えましょう。
細長いので手で持ちやすいです!
スプラウトをあげる量は?
ブロッコリースプラウトは1~2本を目安に与えましょう。
ブロッコリーよりも水分が多いので与えすぎると下痢の原因になってしまいます。
根から切り離すと劣化が早いので食べ残しはそのままにせず、その日のうちに捨てましょう。
ハムスターが隠してないかケージ内をチェックしましょう!
ハムスターが体調を崩した場合はどうするの?
ハムスターが体調を崩した場合はブロッコリーをあげるのをやめましょう。
ケージ内に野菜が残っていないかチェックして確実に取り除いてください。
ケージ内の温度を25℃に保って人通りの少ない落ち着いた場所で様子を見ます。
床にケージを置くと振動が伝わったり、冷たい空気が流れやすいので、高さ20~30mcの箱などの上にタオルを敷いてその上に設置するとよいでしょう。
下痢などの症状が半日以上続く場合は病院に連れて行って診察を受けてください。
少しでも不安を感じたら動物病院に電話して相談しましょう!
まとめ:栄養満点のブロッコリーでハムスターを健康に!
今回は、ハムスターにブロッコリーをあげる方法を詳しく解説しました!
■ブロッコリーのおすすめポイント
- 低カロリーで糖質が少ない
- 水分量も低めで下痢の心配が少ない
- 旨味成分が豊富で嗜好性が高い
- 食物繊維が豊富でお通じに良い
- 豊富なビタミンで老化防止
ブロッコリーは栄養がしっかり摂れる生が一番おすすめですが、加熱する場合は茹でるよりもレンジで加熱したほうが栄養を逃がさないのでおすすめです。
フリーズドライならサクサクの食感で日持ちもするので、いつでもあげられて便利です。
いろんな野菜をバランスよくあげれば食べ飽きず、ハムスターの健康で長生きにつながります。
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