デグーを撫でているとよく甘噛みをしてきます。今回はこの行動の意味とそれを容認するメリット・デメリットについてお話ししていきます。
この行動自体は、集団生活をするデグーが取るコミュニケーションの一環で信頼してくれている証拠です。
またの名を「グルーミング」と言います。
正直すごく可愛い。笑
けどこれを許容し続けていると、噛み癖がついてしまう可能性があります!
優しくダメだと気づかせるための方法を、当記事では紹介していきます。
デグーの甘噛みの意味は?
野生のデグーは、家族単位で集団行動しながら、生活している動物です。
集団行動の中で「グルーミング」という行為を行いコミュニケーションをとっています。
グルーミングとはデグーなりのコミュニケーションなので、その行為を嫌がると、デグーも凹みます。笑
親子兄弟恋人同士、とにかく仲間に対して行う、毛づくろいのような行為です。
素敵なコミュニケーションなんですが、噛む力が強い子もいて、かなり痛い場合があります。
デグーがマッサージに慣れてくると、高確率で、手を噛んできますよね?
デグーからすれば、撫でられたことに対する、当然のお返しです。
しかし人間からすれば痛い。こういう時は、優しくダメだということに気づかせてあげましょう!
正直自分は我慢できるので噛ませてます笑
また、この甘噛みを容認するメリットもございますので、後ほど紹介していきます。
まずは対処法から見ていきましょう!
今回はデグーが嫌がらないようにステップ別に紹介していきます。
デグーの甘噛みの対処法
本気で噛まれて痛い思いをしないために甘噛みは矯正してあげるべきです。
しかし、誤った方法で、矯正しようとすると血が出るほどの勢いで噛まれることもあります。
十分に注意して、デグーと楽しい生活を送れるようにしましょう!
対処法としては以下の3ステップががとても有効です。
STEP1:息を吹きかける
手を噛まれた際に、優しく『ふぅ〜』と息を吹きかけてあげましょう。
「噛まれたらすぐ息を吹きかける」これを繰り返していると、賢い子だとすぐに噛むことをしなくなります。
グルーミングはしてくれませんが、可愛い姿は今後も見せてくれると思いますよ。
また、一番デグーに対するストレスもありませんので、反撃を食らう可能性も限りなく低いです。
STEP2:鼻を優しく突く
こちらの行動は、露骨にデグーが嫌そうな顔をすると思います。笑
おそらく鼻を触ると少し体を引いて行動がフリーズすると思います。
こちらの方法は敏感な子だとキレることがあります。個体によって差はありますので、大事に至らないように様子を見ながら行ってください!
とはいえ、そんなにいきなり血が出るほど噛み付いてくる子は少ないので、安心してください。笑
STEP3:歯を触る
もし、上記の方法で、2週間ほど経っても改善が見られない場合は、最後のステップを実施します。
正直かなり嫌がるので、効果は絶大ですが嫌われる可能性もあります笑
歯の病気に注意
強い刺激を与えたり、何度も歯に対して刺激を与えていると、不正咬合等の歯の病気にかかってしまう可能性があります。
そうならないように優しく触れる程度でお願いします!
不正咬合についてはこちらをご覧ください。
してはいけないこと(注意点)
痛いからと行って大声を出してはいけません!
せっかくのリラックス状態の中で、大きな声や、ハッとした声を出すと、甘噛みをやめるを通り越して、怖がられます。
そうならないためにも、「いたいっ」などの声は突然出さないようにしましょう!
正直噛まれるのはわかりきったことなので、そう心構えしていれば、突然声を出すことはないでしょう。
甘噛みのメリット
甘噛みのメリット
なつきやすくなる
デグーだけでなくその他の小動物にも言えることではありますが、甘噛みを容認しているとなつくペースが速くなります。
理由は匂いを覚えてくれやすいから。
直接口に入れて味を確かめてるということですね。笑
しかしこの点においては、自分の匂いのついた服をケージに入れる等ですぐに解決することができます。
可愛い
シンプルに自分が撫でてそれのお返しをしてくれるのは、可愛いし嬉しいですよね笑
甘噛みの強さを調整することのできる子であれば、常に加えられ続けていても大丈夫ですよ。
承認欲求が満たされる。笑
甘噛みは仲間と認めてくれている証拠です。
そんな行動をされたら「認めてもらえた」と、とても嬉しいです。笑
甘噛みのデメリット
噛み癖がつく
噛み癖がつくと指だけでなくいろいろなところをかじるようになります。
そうなってしまうと部屋んぽの時にコンセントを噛んで感電。といった最悪のケースにもつながってしまいかねません。
そのほかにも食べてはいけないものをかじったり、むやみやたらに全てかじっていくので正直かなりハラハラします。
部屋んぽの注意点はこちらの記事をみてください。
痛い・血が出る
個体によっては力量がわからず、とても強い強さで噛んでしまう子がいます。
それにより出血してしまうと、感染症等にかかるリスクもあります。
最悪の事態に陥らないために、噛み癖は対策するべきだと考えます。
甘噛み記事のまとめ
甘噛みのメリットやデメリット、その対処法など分かりましたでしょうか?
デメリット部分が、容認できるのならば、噛ませてあげる方が、よくなつきます!
ただ「『グルーミング』してくれるほど、懐いてるじゃん?」と言われれば返す言葉はありません。笑
それ以上懐いて欲しいんだーと思う方はいいかもしれませんが、対策することをお勧めします笑
デグーの飼育マニュアルの方に、順次情報を追加して行っておりますので、ぜひご覧ください!