キャベツって栄養あるのか気になるな~?
キャベツはビタミンや食物繊維をたくさん含んでるよ!!
人間が食べても味が薄いキャベツは「栄養が少なそう」と思われがちですが、実は栄養が豊富なのをご存じでしょうか?
食物繊維が豊富で、特に生のキャベツはハムスターの老化防止の効果が期待できるビタミンをたくさん摂ることができます。
本記事では、ハムスターへキャベツを与える際のポイントと注意点を詳しく解説します。
- ハムスターにあげるキャベツの量と頻度は?
- どうやってキャベツをあげればいいの?
- キャベツをあげる時の注意点は何?
こんな疑問をもってる飼い主さんも、この記事を読めばハムスターに安心してキャベツをあげることができます。
ビタミンと食物繊維が豊富なキャベツをあげて、あなたのハムスターの健康と長生きをサポートしましょう!
ハムスターにキャベツはおすすめ
人間が食べてもあまり味を感じないので「本当に栄養があるの?」と疑いたくなるキャベツですが、ビタミンや食物繊維など栄養がしっかり含まれています。
栄養素 | 効果・メリット |
---|---|
ビタミンC | 抗酸化作用、結合組織の強化 |
ビタミンU | 胃腸の粘膜保護 |
ビタミンK | 骨格形成、止血効果 |
βカロテン | 皮膚・被毛に良い、免疫向上 |
カリウム | 塩分排泄、疲労回復 |
葉酸 | 貧血防止 |
食物繊維 | 整腸作用でお通じ改善 |
こんなに栄養があるなんて意外です!
ハムスターにキャベツを食べさせるメリットはたくさんあります。
■キャベツのおすすめポイント
- 低カロリーで肥満になりにくい
- 食物繊維が豊富でお通じに良い
- 豊富なビタミンで老化防止
- 水分補給ができる
アクなどのクセが無いので、ほとんどのハムスターが好き嫌いなく食べてくれます。
キャベツはクセが無いのにクセになりますw
キャベツのおすすめポイントを詳しくみていきましょう。
キャベツは低カロリーで肥満の心配が少ない
ハムスターは肥満と糖尿病になりやすい生き物なのでカロリーの摂り過ぎや、食べ過ぎには注意が必要です。
低カロリーで糖質が少ないキャベツはおすすめ!
低カロリーでも栄養価が豊富なキャベツは、肥満になりやすいハムスターに積極的にあげたい野菜といえます。
給水ボトルで水を飲むのが苦手なハムスターはキャベツで水分補給するのもおすすめです。
水分が多いキャベツならではのメリットですね!
種類豊富なビタミンで老化防止
キャベツには細胞のさびつきを抑える抗酸化作用や、免疫力を高め老化を防止する効果があるビタミンが豊富に含まれています。
■キャベツに含まれるビタミンの種類
- ビタミンC・・・抗酸化作用、結合組織の強化
- ビタミンU・・・胃腸の粘膜保護
- ビタミンK・・・骨格形成、血液凝固
ビタミンは単体で摂るより、複数のビタミンを摂取することで抗酸化作用の相乗効果が得られます。
ハムスターの長生きのためにも、ビタミンが豊富に含まれているキャベツを積極的に食べさせましょう。
たくさん食べてビタミンパワーで長生き!!
食物繊維が豊富でお通じに良い
ハムスターの良好なお通じを維持するために、食物繊維が豊富なキャベツは効果的です。
食物繊維には整腸作用があり、ハムスターの便秘を予防する効果が期待できます。
ハムスターはオシッコよりウンチを頻繁にしますが、食物繊維が不足すると便秘になって突然ウンチをしなくなります。
キャベツをハムスターに与えれば食物繊維と水分を効果的に摂れるので、便のかさが増すことで便通が良くなり便秘の予防ができます。
健康なお通じにキャベツはおすすめ!
水分補給におすすめ
キャベツには水分が多く含まれているので、ハムスターの水分補給に困った時におすすめです。
ハムスターの中には給水ボトルから水を飲むのが苦手だったり、水皿をひっくり返してケージ内を水浸しにしてしまう子もいます。
キャベツなら水分量も多く、ハムスターが食べるだけで十分な水分補給ができます。
ハムスターが容器を使った給水に対応できない場合は代わりにキャベツをあげましょう。
引っ越しで長時間ケージやキャリーで移動する場合も、キャベツなら水がこぼれる心配をせずにハムスターが水分補給できておすすめです。
水分が多いキャベツならではのメリットですね!
ハムスターへキャベツを与える量と頻度は?
キャベツには水分が多く含まれるので、特にハムスターが下痢をしないように注意しましょう。
食物繊維が豊富でお通じに良いキャベツも、あげ過ぎは逆効果になってしまいます。
ここからは、ハムスターに与えるキャベツの
- 適量、サイズ
- 頻度
についてそれぞれ解説していきます。
ハムスターに合った量と頻度を守ってあげましょう!
ハムスターにあげるキャベツの量はどれくらい?
ハムスターにキャベツをあげる目安は2~4㎝角(約0.5~1g)が目安です。
■ハムスターにあげる量の目安
- ドワーフ系・・・2cm角(0.5g程度)
- ゴールデン系・・・4cm角(1g程度)
キャベツは水分含有量が92%と多めなので、ハムスターのお腹の調子が悪い場合は控えましょう。
ハムスターにキャベツをあげる頻度は?
ハムスターにキャベツを与える頻度は週2~3回くらいが目安です。
キャベツにはアクなどのハムスターに有害な成分が含まれていないので、水分に注意すれば毎日あげても大丈夫ですが、中には毎日あげていると飽きてしまう子もいます。
ブロッコリーやニンジンを組み合わせてハムスターが飽きない組み合わせであげましょう。
毎日食べても飽きないくらいキャベツ好きな子もいるよ!
ハムスターへのキャベツのおすすめ与え方
キャベツは与え方やあげる部位によって固さや栄養価が変わってきます。
■ハムスターへのキャベツのおすすめ与え方
- キャベツは茹でるより生がおすすめ
- 外側と内側の葉の違いを理解して与える
- 乾燥キャベツは下痢の心配がない
- 水の代わりにキャベツを活用
キャベツの特性を押さえて効率よくハムスターにあげましょう。
キャベツは茹でるより生がおすすめ
キャベツはビタミンが効率よく取れる生であげるのが一番おすすめです。
生であげるとシャキシャキの歯応えで歯の伸びすぎ防止にもなります。
茹でると少し甘みが出てやや食い付きが良くなりますが、せっかく豊富に含まれるビタミンも茹でてしまうと水に溶けたり、加熱によって壊されたりする恐れがあります。
栄養が減ってしまうので茹でるのはもったいないですね!
ハムスターにキャベツを与える時には、しっかり栄養を摂取できるように生のキャベツを与えてあげるようにしましょう!
外側と内側の葉の違い
キャベツは外側と内側で特徴が違います。
■キャベツの葉の外側と内側の違い
- 外側の葉・・・鮮度が落ちやすいけど栄養が豊富
- 内側の葉・・・栄養は少ないけど鮮度が保ちやすい
キャベツは外側の葉の方がビタミンCが多く含まれていて、芯に近い内側ほど水分が多く鮮度が保たれます。
栄養価の高い外側の葉は鮮度が劣化する前に優先的にあげて、後日あげる場合は内側の葉を残しておくとよいでしょう。
外側の葉は汚れや農薬をよく水洗いしてあげましょう!
キャベツは芯も食べられる
ハムスターは固いキャベツの芯でも問題なくかじって食べられます。
歯の調子が悪かったり、高齢のハムスターには細くスライスしたり、レンジで加熱して柔らかくしてあげるのがおすすめです。
固い芯はかじると歯の伸びすぎ防止にもなります!
乾燥キャベツは下痢の心配がない
ビタミン豊富なキャベツをあげたいけど水分が気になる、という方は乾燥キャベツがおすすめです。
乾燥キャベツなら水分を気にすることなくハムスターに食べさせることができます。
水分を気にしないので毎日でも食べられます!
乾燥キャベツなら保存も効いて劣化の心配も少なく、主食のペレットに混ぜたりできるのでおすすめです。
ハムスターにキャベツをあげる時の5つの注意点
ハムスターにキャベツを与える注意点は以下の通り。
■キャベツをあげる時の5つの注意点
- 水分の過剰摂取に注意
- 黒くなった部分は避ける
- 葉の外側は農薬に注意
- キャベツの置き餌はしない
- 芽キャベツは与えてはダメ
ハムスターの健康のためにしっかりチェックしましょう。
水分の過剰摂取に注意
ハムスターにキャベツをあげるときに一番注意するのは水分です。
キャベツの水分含有量は92%とかなり高く、食べ過ぎるとハムスターが下痢になってしまいます。
あげる前に水洗いしたキャベツはキッチンペーパーで余分な水気をしっかり拭いてからあげるのも重要です。
下痢は体の小さいハムスターにとって命に関わる事態になってしまうので、水分の取り過ぎには特に注意しましょう。
キャベツを与える量と頻度はしっかり守りましょう!
黒くなった部分は避ける
水分を多く含むキャベツは鮮度の劣化が早く、傷んだ部分は黒くなるので与えないようにしましょう。
切ったキャベツは特に劣化が早くなるので、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍保存しましょう。(保存期間の目安3~4週間)
キャベツ丸ごと保存する場合は以下の通り。
■キャベツ丸ごとの保存する方法
- キャベツの芯を包丁でくり抜く
- 芯を抜いた穴を湿らせたキッチンペーパーで詰める
- ジップロックにいれて冷蔵庫で保管
※保存期間の目安は約2週間
キャベツは傷みやすいので上手に保存しましょう!
葉の外側は農薬に注意
葉の外側ほど農薬や汚れが付いていることが多いのでしっかり洗う必要があります。
一番外側の葉は農薬が直接付いているので剥いて取り除く方が安心です。
ただし、キャベツは外側の方がビタミンCが多く含まれているので、汚れを気にしすぎて内側の部分ばかりあげてはせっかくの栄養を摂ることができません。
一番外側の葉を除いてよく水洗いすれば大丈夫なので緑色の外側の葉も与えましょう。
キャベツは外側の方がビタミンが多いですよ!
キャベツの置き餌はしない
キャベツは水分を多く含むので傷みやすいので30分を目安に取り除きましょう。
置き餌として与えるとハムスターが食べ始めるまでに傷んでしまうので、なるべく手渡しで食べさせるのがおすすめです。
頬袋に詰め込んで後で食べようと隠すこともあるので、ケージ内も取り残しが無いように掃除しましょう。
「あげるたびに掃除をするのがイヤ!」という方は、鮮度を気にせず長持ちする乾燥キャベツをあげましょう。
乾燥キャベツなら長持ちして安心ですね!
芽キャベツは与えてはダメ
芽キャベツは「キャベツの新芽だから大丈夫」と思う方も多いですが、実は全く別の種類でハムスターにおすすめできません。
芽キャベツには甲状腺機能に影響を与えるゴイトロゲンという成分を多く含んでいて、身体の小さなハムスターの健康への影響が心配されます。
少量であればすぐに健康に異常が出るわけではありませんが、あえて芽キャベツをハムスターに与えるべきではありません。
芽キャベツは食べたくありません!
ウサギ用で芽キャベツのフードが販売されていますが、間違ってハムスターにあげないように注意しましょう。
ハムスターが体調を崩した場合の対処法
ハムスターがキャベツを食べ過ぎると水分の取り過ぎで下痢になってしまいます。
ハムスターが体調を崩したらキャベツをあげるのをやめて、ケージ内のキャベツを確実に取り除きましょう。
ケージ内の温度を25℃に保って人通りの少ない落ち着いた場所で様子を見ましょう。
低い床にケージを置くと人が歩く振動が伝わったり、冷たい空気が流れやすいので高さ20~30cmの箱などの上にタオルを敷いてその上に設置するとよいでしょう。
下痢の症状が半日以上続く場合は、病院に連れて行って診察を受けてください。
少しでも不安を感じたら動物病院に電話して相談しましょう!
まとめ:ハムスターにキャベツはおすすめ
今回は、ハムスターにおすすめのキャベツをあげる方法を詳しく解説しました!
ビタミンと食物繊維が豊富に含まれるキャベツは、老化防止やお通じの改善が期待できるハムスターにおすすめの野菜です
しかし与える際には注意点がありますのでおさらいしておきましょう。
■キャベツをあげる時の5つの注意点
- 水分の過剰摂取に注意
- 傷んだ部分は避ける
- 葉の外側は農薬に注意
- 傷む前に取り除く
- 芽キャベツは与えてはダメ
特にハムスターが下痢にならないように水分の過剰摂取には十分気を付けましょう。
ビタミンと食物繊維が豊富に含まれるキャベツは、老化防止やお通じの改善が期待できるハムスターにおすすめの野菜です。
乾燥キャベツなら下痢の心配もなく安心してハムスターにあげられるのでおすすめです。
ビタミンと食物繊維が豊富なキャベツをあげて、あなたのハムスターの健康と長生きをサポートしましょう!
いろんな野菜をバランスよくあげれば食べ飽きず、ハムスターの健康で長生きにつながります。
ハムスターが食べられる野菜は【おすすめ野菜11選】で紹介してます!