生のにんじんって食べてもお腹こわさないの?
にんじんは皮ごと生で食べても大丈夫!
食卓に良く並ぶにんじんですがハムスターにあげる時に
「生であげていいの?」
「皮はむいてあげるべき?」
「葉っぱも食べれるのかな?」
という方も多いのでは?
実はにんじんは皮ごと食べられて、葉っぱにもハムスターの健康によい栄養がたくさん詰まっていることを知っていますか?
ハムスターににんじんを与えるなら生で皮ごとあげると一番栄養が摂れておすすめです。
この記事では、ハムスターへのにんじんの与え方や頻度、知っておくべき注意点を詳しく紹介します。
ぜひ本記事を参考に、にんじんを食餌に取り入れてハムスターの健康的な食生活をサポートしましょう!
にんじんは皮も葉もハムスターにおすすめ
にんじんには健康に良い栄養素がたくさん含まれているのでハムスターにおすすめです。
さらに、にんじんは、皮も葉も健康に良い栄養素が豊富に含まれていて、ヘタ以外の部分ならハムスターにあげることができます。
にんじんは、食べられるところがたくさんありますね!
それでは、にんじんの栄養素と部位ごとの特徴を詳しく解説します。
にんじんの栄養とハムスターへの健康効果
にんじんは栄養が豊富で、特にβカロテンが多く含みハムスターの毛艶を良くする効果が期待できます。
にんじんの栄養素 | 栄養の効果・デメリット |
---|---|
βカロテン | 皮膚・被毛に良い、免疫向上 |
ビタミンC | 抗酸化作用、結合組織の強化 |
ビタミンE | 老化防止、ホルモンバランスを整える |
リコピン | 活性酸素を減らす |
食物繊維 | 整腸作用でお通じ改善 |
カリウム | 塩分排泄、疲労回復 |
葉酸 | 貧血予防 |
また、にんじんにはショ糖という甘み成分も含まれているので、ハムスターの食い付きも良い野菜です。
にんじんは甘くておいしいので大好きです!
にんじんは皮ごと与えると栄養満点!
人間が食べる時に皮を剝くことが多いにんじんですが、ハムスターにあげる場合は皮ごとがおすすめです。
にんじんの皮には栄養が豊富に含まれているので、皮を剥いてしまうと栄養が減ってしまいます。
人間にとっては少し固くて食べづらいにんじんの皮も、ハムスターなら問題なくかじって食べられます。
にんじんの皮は、ハムスターにあげる前に水洗いして泥やホコリをしっかり落としてからあげましょう。
にんじんは皮ごと丸かじりで食べちゃいます!
茹でたにんじんの葉をハムスターに与えよう!
あまり知られていませんが、実はにんじんの葉は健康に良い栄養素を豊富に含んでいてハムスターにおすすめです。
免疫力をアップするビタミンCや貧血防止の効果がある葉酸なども豊富に含まれていて、老化防止の効果が期待できるビタミンEはむしろにんじん本体よりも葉の方が多く含まれています。
ただし、にんじんの葉には注意が必要な成分も含まれています。
■注意したい にんじんの葉に含まれる成分
- シュウ酸・・・過剰に摂取すると腫瘍のリスクが高まる
- カルシウム・・・とり過ぎると尿結石になりやすい
シュウ酸は茹でれば無害化でき、カルシウムも週1回程度の摂取であれば気にする必要はありません。
にんじんの葉は茹でたものを週に1回が目安!
【適量・頻度】ハムスターに正しくにんじんを与えよう!
ハムスターの主食はペレットフードなのでにんじんはおやつとして与えましょう。
にんじんは、カロリーが高く水分も多めなので、あげ過ぎるとハムスターが肥満や下痢が心配です。
ハムスターににんじんを与えるポイントとては量と頻度が大切です!
それぞれについて詳しく解説していきます。
ハムスターにあげるにんじんの適量は?
主食はペレットフードになるので、にんじんはおやつとして少量を与えましょう。
ハムスターににんじんをあげる目安は以下の通り。
ドワーフハムスター…5mm角(約0.5g)
ゴールデンハムスター…1cm角(約1.0g)
にんじんは、ハムスターが手に持って食べやすいようにサイコロの形に切ってあげましょう。
にんじんは高カロリーで水分も多めなので、あげ過ぎは肥満や下痢の原因になります。
適正な量を守ってハムスターが体調を崩さないように注意しましょう。
にんじんの食べ過ぎはメタボのもとですね!
にんじんはどれくらいの頻度でハムスターにあげる?
にんじんはハムスターにとって有害な成分が含まれていないので毎日上げても問題ありませんが、1週間に1~2回を目安にあげるのがおすすめです。
にんじんだけを毎日与え続けると栄養が偏ったり味に飽きて食べなくなってしまいます。
小松菜やキャベツといった葉物野菜とにんじんを交互にあげて栄養のバランスとをとりながらハムスターが飽きないように工夫をしましょう。
ハムスターにあげる野菜に迷ったら【おすすめ11選】を参考に!
ハムスターがにんじんを食べない場合は?
ハムスターがにんじんを食べなくても、主食のペレットフードを食べていれば問題ないので気にする必要はありません。
中にはにんじんが嫌いで食べない場合もあり、ゴールデン系のハムスターより、ドワーフ系のハムスターの方が肉食の傾向が強く苦手な野菜があることも。
にんじんは苦手、、、他の野菜がいいです、、、
おうちのハムスターにいろんな種類の野菜をあげて、好き嫌いを把握して好みの野菜を準備してあげましょう。
何とかハムスターににんじんを食べさせたいという方は、次で紹介するおすすめの与え方をお試しください。
【生・茹で・レンジ】ハムスターへのにんじんの与え方
ハムスターは、生や加熱したにんじんのどちらでも食べることができます。
与え方を工夫してあげると、にんじんを食べてくれることも。
ハムスターへのにんじんのおすすめの与え方は、以下の通りです。
■ニンジンのおすすめの与え方
- 生
- 茹で
- レンジ
- 乾燥
それぞれの与え方にメリットがありますので、特徴を詳しくみていきましょう!
【生】栄養が高く歯の伸びすぎも防止!
にんじんは生であげるのが一番おすすめです。
生のにんじんはビタミンやカリウムなどの栄養をそのまま摂取でき、シャキシャキとした歯ごたえはハムスターの歯の伸びすぎを防止するメリットもあります。
茹でたにんじんはビタミンとカリウムの栄養が損なわれ、歯ごたえもなくなってしまうのであえて茹でる必要はありません。
にんじんは皮にも栄養がたくさん詰まっているので皮ごと生であげましょう。
にんじんは皮ごと生が一番!
【茹で】甘みが増して食い付きアップ!
にんじんにはショ糖という甘み成分が含まれていて、茹でることで甘みが増して嗜好性がアップし食い付きが良くなります。
茹でることでビタミンやカリウムの栄養素が損なわれてしまいますが、茹でて柔らかくなったにんじんは歯の調子の悪いハムスターや高齢のハムスターにおすすめです。
生のにんじんだとなかなか食べてくれないハムスターには茹でて甘く柔らかくなったにんじんを試してみましょう。
茹でた後は十分冷ましてからあげましょう!
【レンジ】栄養を保って甘みが増す!
にんじんの栄養を逃さずに柔らかくするにはレンジで加熱するのがおすすめです。
にんじんに含まれるビタミンとカリウムは水溶性の栄養なので茹でると水に溶け出てしまいます。
レンジで加熱すればにんじんの栄養を損なわずに柔らかく甘みの増したにんじんをあげることができます。
耐熱皿にラップをかけてレンジで加熱するだけなので茹でるよりも手間もかからずおすすめです。
レンジなら栄養を保って柔らかくて甘いにんじんが作れます!
【乾燥】水分を気にせず保管も長持ち!
水分が気になる方は乾燥にんじんがおすすめです。
作り方も簡単で、5mm~1cm角に切ったにんじんをザルに広げて、風通しの良い場所で1~2日干して乾燥させれば作れます。
カラカラに乾燥したにんじんなら水分をとり過ぎる心配もなく、歯応えがさらに良くなり歯の伸びすぎを防止する効果がアップします。
乾燥せることで保管も瓶に入れれば長く保存できていつでもおやつとして与えられて便利です。
さくさく食感のフリーズドライも人気です!
にんじんをハムスターにあげる時の5つの注意点
栄養が豊富なにんじんですがハムスターにあげる時には注意点が必要です。
体の小さなハムスターは少量の食餌でも、与え方次第で体調を崩してしまうことも!
にんじんをあげる時の注意点は以下の通りです。
■にんじんをあげる時の5つの注意点
- 食べ過ぎによる下痢に注意する
- 食べない場合は30分で回収する
- にんじんは他の野菜とバランスよくあげる
- 味付けされたにんじんは与えない
- 冷凍にんじんは栄養価が低い
それでは詳しく解説していきます!
食べ過ぎによる下痢に注意する
豊富な栄養が含まれるにんじんを積極的にハムスター食べさせたいところですが、食べ過ぎると下痢になってしまいます。
にんじんは水分含有量が88%と多いので、身体の小さなハムスターが食べ過ぎて水分過多にならないように注意が必要です。
もともとハムスターはそれほど水分を必要としない生き物なので、水分をとり過ぎて下痢ならないように注意しましょう。
ハムスターにとって下痢は命に関わる問題なので、お腹の調子が悪い場合はにんじんを与えるのを中止してください。
ゆるいウンチはしっかりチェック!
食べない場合は30分で回収する
生や茹でたにんじんは劣化が早いので30分で食べきれなかった分はすぐに取り除きましょう。
置き餌として与えると食べ残して傷んだり、後で食べるためにケージの隅に隠すことがあるので注意が必要です。
ガーン!後で食べようと思ったのに腐ってる!
にんじんは手渡してあげれば、コミュニケーションもとれて、食べたことも確認できるので安心です。
乾燥にんじんなら鮮度も気にせず与えたいときにあげられるので便利です!
にんじんは他の野菜とバランス良くあげる
にんじんばかりをハムスターにあげ続けていると、栄養が偏ってしまうので他の野菜もバランスよくあげましょう。
にんじんにはショ糖という糖分が含まれているので、にんじんばかり与え続けるとハムスターの肥満の原因になってしまいます。
にんじんだけでなく、キャベツ・小松菜などの葉物野菜や、ブロッコリー・カボチャなどの緑黄色野菜を日替わりであげましょう。
色んな野菜をあげればハムスターも飽きずに栄養のバランスもとれます。
いろんな野菜でたくさんの栄養をくださいな!
味付けされたにんじんは与えない
漬物や炒め物など人間用に味付けされたにんじんはハムスターにとって有害です。
漬物は塩分が多く、野菜炒めなどの調理された食材も油や調味料がハムスターの健康に悪影響を与えるので絶対に与えてはいけません。
ハムスターにとってはにんじんそのものの味でも十分に旨味を感じるので、何も味付けされていないものを与えるようにしましょう!
味付けされたにんじんは絶対にあげないで!
冷凍にんじんは栄養価が低い
冷凍保存されたにんじんは、生のにんじんと比較して栄養価が落ちてしまうのでおすすめできません。
冷凍ニンジンの保存期間は約1か月と長いですが、時間が経つにつれてにんじんの栄養価が下がってし品質は低下していきます。
また冷凍食品のにんじんは塩茹でされたものや味付けされたものがあるので注意が必要です。
ハムスターに与える場合は、新鮮で栄養も豊富な生のにんじんを与えるのが良いでしょう。
野菜は新鮮さが一番です!
まとめ:にんじんはハムスターへ皮ごと生であげるのがおすすめ
今回はハムスターににんじんを与える際のおすすめの方法を紹介しました!
にんじんは、皮ごと生であげるのが栄養を一番とれるのでおすすめです。
生以外のあげ方でもメリットはありますが、皮ごとあげることが栄養を効率よく摂るポイントなのでハムスターの好みに合ったあげ方を見つけましょう。
■今回紹介したにんじんのおすすめの与え方
- 【生】栄養が高く歯の伸びすぎも防止!
- 【茹で】甘みが増して食い付きアップ
- 【レンジ】栄養を保って甘みが増す!
- 【乾燥】水分を気にせず保管も長持ち!
「スーパーで買って調子するのが面倒」という方には、いつでも簡単にあげられるフリーズドライのにんじんがおすすめです。
フリーズドライなら水分も気になりません!
野菜の中でもトップクラスのβカロテン含まれたにんじんを食餌に取り入れて、あなたのハムスターの健康と長生きをサポートしましょう!
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