「給水機」実はすごく臭います。
また、利用者の多くが、給水機の正しい使い方を知らない現状にあります。
誤った設置の仕方、商品の選び方によっては、匂いや・病気の原因になる可能性も。
今回はそんな事態に陥らないために正しい利用方法と選び方をご紹介します。
給水機の必要性
デグーは小さい体ながら、かなりの運動量です。
そのため給水できるポイントをケージ内に必ず用意しましょう!
稀に「部屋んぽの時間が1日数時間あるから、ケージには設置せず外部に設置している」というか違いますが、好きなタイミングで水が飲めるようにケージ内を強くオススメします。
デグーが1日に給水する水の量
デグーが1日で飲む水の量は、10mlから20mlと言われています。
気温によって摂取量は変わりますが、全く飲まない日はほぼありません。
ケージ内で自由に水が飲めるようにしてあげましょう!
また、そんなに暑くないのに給水の量が多い場合は、糖尿病の可能性もあります。
見分け方や対策は下記の記事をご覧ください。

給水機の選び方
給水機は2種類存在する
- 地面に置く(カップ式)
- ゲージに吊り下げる(ボトル式)
基本的にこちらの2種類になります。
給水機は、様々なメーカーから販売されており、どちらを選ぶにしても選択肢は多いです。
今回はこの2種類を徹底的に比較しながら解説していきます。
どっちがいい?
衛生面からボトルタイプをおすすめ!ですが…
正直に申し上げると、デグーに合うものが一番いいです。
つまり購入したショップで使われていたタイプだと安心です!
特に、カップ式のタイプのもので給水していた子は、ボトルの飲み口をうまく使えない場合があります。
給水機は一期一会?笑
正直水が出にくい、水が漏れる等の粗悪品に出会うことも珍しくないです。
実際自分が使ってきた給水機で、水漏れが激しかったものや、水が出なかったものもあります。
また「この給水機すごく良い!」と思い再度購入したのに、水漏れが酷すぎて使い物にならないこともありました。
もう少し後の項目で、小動物は長年飼ってきた自分が実際に利用して、おすすめだったもの・不備があったものを紹介します。
正しい給水の方法
さて質問です。給水機の取扱説明書に全て目を通したことのある方はいらっしゃいますか?
正直自分はありません。笑
大半の方は見ていないと思います。
しっかりと見ていたとしても流し読みの場合が多いんじゃないでしょうか?
そんな普段流してしまいがちな部分をじっくりと掘り返していきますよ〜!
体が伸び切る位置に設置
「口元の高さに設置してあげよう」親切にそう考えるのは当然です。
しかしこれ、間違ってます。
良かれと思って設置した場所から給水したデグーが、死んでしまう。稀にではありますがそんな報告もあります。
なぜ、そんなことになってしまうのか…。
実例を2種類紹介します。
給水機の位置が低いと全ての足が地面についた状態になる。デグーの口元の高さだとさらに低い体勢を強いられ、水を飲むことが億劫になり、脱水症状に…
低い体勢で飲むことで、気管に水が入り、感染症に感染。または窒息。
この事例から考えるに、実は給水機は、体が伸び切るくらいの位置がベストなんです。
水は満水にする
多くの方が見落としがちなこの項目。
水が出にくい・漏れる場合はこちらの状態の可能性が高いです。
給水機は空気と水の両方が入っている状態だと、うまく機能しません。
実はこれ大体の給水機説明に書いてあります。
知らなかったでしょ〜(知ってたらごめんなさい笑)
なので必ず水は満水で!しかし注意点もあります…
注意点は次の項目で紹介します↓
空気を抜く
前述した通り、中途半端な水の量だと、うまく機能しない場合があります。
給水後、指でカチカチと、先端を押し問題なく水が出るか確認してあげてください。
小さいデグーだと水が飲めない可能性がありますので、少し触れる程度で軽くカチカチとしましょう!
問題なく水が出れば、ケージ内のからだが伸びたところに設置してあげてください。
高すぎる位置でも問題ありです。
ちょうどいいところを探してあげてください!
掃除の方法と水を入れ替えるペース
掃除方法
カップ式のものは比較的洗いやすいと思いますが、ボトルタイプは少し難しいですよね…。
掃除に関しては使い終わった歯ブラシで綺麗にすることができます。
特に飲み口、ボトルを開ける部分の接点は入念に掃除してあげましょう。
掃除を行うペースは週一回程度で良いかと思います。我が家ではそのようにしてます!
また注意点としては、洗剤を使わないことです。どれだけ綺麗に洗い流したと思っても、洗剤が残っていると大問題ですので。
水換えのペース
基本的に毎日一回と考えてください。
1日の給水量は多くても20ml程度なので、小さくてかつ洗いやすいサイズのボトルを購入すると捗りますよ!
また、月に一度程度煮沸で消毒してもいいと思います。あまり暑すぎる温度だと溶けてしまいかねないので、沸騰してから数分したお湯で私は行なっています!
この二点を守れば常にボトルは新鮮な水を提供できると思います。
ボトル式給水機のメリットとデメリット
メリット
- 生活中のゴミが混ざらない
- 洗えさえすれば清潔
- なくなればすぐにわかる
デメリット
- 掃除がしにくい
- 多頭飼いだと最悪喧嘩に
- 少々値段が高くなる可能性がある
カップ式給水機のメリットとデメリット
メリット
- 掃除が楽
- 多頭飼いでも喧嘩が起きない
- 安上がり(100均の陶器でも可能)
デメリット
- ゴミが入りやすい
- デグーが着水する可能性がある
オススメの給水機
ボトル式のおすすめ
このボトルが安くて丈夫ですごい重宝しています!笑
毎日交換することと歯ブラシで掃除することを考えればかなりいいサイズなのでオススメ。
カップ式のおすすめ
置き型で一番オススメなのはこちら!水漏れ等の報告もあるようですが、自分が使っていた時は何も文句なく大満足でした!
ボトル型で給水できない子にはこちらをお使いになることをお勧めします。
水漏れ・水詰まりがあった給水機

こちらの商品、二つ購入しましたが、一つは問題なく、もう一つは常に水がしたたり落ちる不具合がありました。
全ての商品がそういうわけではありませんので、参考までに!
まとめ:給水機の選び方と給水時の注意点
選び方や注意点を理解して、安全にデグーが暮らせるように計らいましょう!
不衛生な状態を保ってしまうと、生体に対する害だけでなく、飼育臭まで発生するに言い足ります。
しっかり理解して、快適なペットとの暮らしを手に入れてくださいね〜