こんにちは!アフリカヤマネとともに暮らす『てて』です!
飼育者の視点から「アフリカヤマネ」の生態と飼育方法をまとめていきます。
気になる、臭い・値段・寿命・飼育用品等紹介していきますのでぜひゆっくりと見ていってください!
先に言っておくと、「ヤマネ」を慣らすためには、相当の努力と覚悟が必要です。笑
安易な気持ちで、飼育しようとは思わないでください!
いわば、小動物上級者におすすめするペットです!
・ペット初心者でも飼いやすいなつくペットまとめ
・【飼育】ヤマネってなつく?アフリカヤマネの飼い方を徹底解説!
・【アフリカヤマネ飼育者が語る】あってマジで良かった飼育グッズまとめ
・【簡単に捕獲!】ヤマネが脱走した時の対処法とその時の状況を解説!
・【メリット】アフリカヤマネの飼育によって人生の幸福度が上がる10の理由
・【必読】アフリカヤマネを飼育する時に発生する11のデメリット
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ヤマネを飼育するにあたって

我が家のモコちゃんです↑
こんなに可愛い見た目ですが、ヤマネの飼育はかなりハードです。
またこの子はアフリカヤマネですが、日本にも固有の『ニホンヤマネ』が存在します。
アフリカヤマネとニホンヤマネ

ペットとして飼育するように、「アフリカヤマネ」という種類のヤマネがいます。日本でペットとして飼育できるヤマネの中では、一番入手難易度が低いと言えます。
とは言えなかなかペットショップではお目にかかることができず、現在はブリーダー等から迎えるのが主流となります。
また日本には固有のヤマネが存在し、アフリカヤマネを放ってしまうと、ハイブリッドが生まれてしまう可能性があります。
外来種を逃してしまうことは法に触れる可能性もありますので、最後まで大事に飼育してあげてください。
ニホンヤマネについて
日本の一部でもヤマネは生息し、大昔から生きていることから「生きた化石」と呼ばれる動物です。
森林伐採や、温暖化の影響により、年々個体数は減少し現在は天然記念物として扱われています。
むやみに捕獲などしてしまうと、法により罰せられる可能性もありますので、ご注意ください。
年の半分以上を寝て暮らしているので、山奥だと発見する可能性もあります。そんな場合でも優しく見守ってあげてくださいね。
というより捕獲しようなどとは思わないようにしてください。笑
アフリカヤマネを詳しく紹介(生態・特徴・性格)
アフリカヤマネを飼育する前に、どういった生態・特徴があるのかを理解することが大事です。
特徴は夜行生かつ雑食
夜行性・雑食
昼は基本的にずっと寝ています。掃除等はその時間にしないように気をつけてください。
本来寝る時間に起こしてしまうとストレスになり、寿命にも関わってしまいます。
日中は仕事で夜は家。といった生活スタイルの方は、しっかりとヤマネが遊ぶ姿を確認できると思います。
ほとんど寝ている昼にガサガサと音を立ててしまうと、ストレスとなりますので、ご自身のライフスタイルにも合うかどうかチェックしてあげてください。
また餌については後述しますが、雑食性であり餌の幅はそれなりに広いです。
とは言え昆虫がすごく好きなので、虫が苦手な人は飼育ができない可能性が高いです。
性格は臆病
とてつもなく臆病な性格です。
十分に慣れていないヤマネは姿すら見せてくれない可能性が高いです。
もし手に乗るようになりだしても、些細なことで恐怖してしまうことは多々ありますので、ご注意ください。
移動スピード(速さ)がやばい
アフリカヤマネはとんでもないスピードで移動します。笑
もし脱走されてしまうと素手で捕まえるのは困難であるため、脱走には十二分に注意してください。
一度脱走されたんですが、その時は捕獲までに2日間かけた上、罠でやっと捕まえることができました。

鳴き声が意外とでかい
危険を感じた時に鳴き声を発することが多いです。
「キキキキー」という感じで、甲高く鳴きます。
また、相当懐いていると、「プププププ」と甘えるような声を出すことがあります。
そこまで懐いていたら、かなり愛情を込めて育てられている証拠!
声自体は意外とでかいですが、隣の部屋の人の迷惑になってしまうようなことはありません。
ただ、話題のレオ◯レスとかだと聞こえちゃう可能性があるかもw
寿命が長い
よくにた大きさのハムスターの寿命は、2、3年でそこまで長くはありません。
しかし、アフリカヤマネの場合はかなり長く、
寿命は約5〜7年程度です。
小さな体ながら、長寿であることが多いです。
購入を考えている方は、長生きするということを念頭に入れ、何があっても最後まで買ってあげる覚悟を持って飼育してあげてください。
飼育臭がかなり臭い
正直こまめな掃除をしないと、とてつもなく臭います。
ケージが通気性のない『グラスハーモニー』を使っていることもあり、匂いがかなりこもります。
厳密には3日に一回は掃除しないと臭いです。
冬眠には注意が必要

アフリカヤマネは寒さに非常に弱く、冬眠する生き物です。
ニホンヤマネの場合は、1年の半分以上冬眠していることで有名です。その分長生きなのかもしれませんね!
ただ、飼育下ですと、十分な餌も与えることができ、寒さも対策できるため、冬眠する必要がありません。
冬眠は長い期間寝ることによって、起きるときにとてつもない体力を消耗します。
ハムスターでもそうですが、冬眠に入ってしまうと、極めて高確率で死にます。
ですので、冬眠はさせずに、温度管理をしっかりと行いましょう!
ヤマネの飼育環境を整えよう!

飼う前に十分な環境作りを行いましょう!
デグーや他の小動物に限らず、何をするにも入念な準備は必要不可欠です。
デグーの飼育を始めるのに必要なものは、下記の通りです。
- ケージ
- 回し車
- 給水機
- 砂場
- 隠れ家
これらが揃えば、ひとまず、揃えばデグーは飼い出すことが可能です。逆に用品が手元にない状態で、お出迎えするのは絶対にやめてください!
今回は各飼育用品で、私がオススメするナンバーワンの商品をご紹介します。
ケージ・回し車・給水機がセットな優れもの
ヤマネはとても小さく、約7mmの隙間があれば通ることができると言われています。
赤ちゃんはさらに小さな隙間を通るので金網のゲージはオススメしません。
噛むと歯の病気にかかる可能性もありますので。
オススメはプラケースです!特に高さがあるものを喜びますので、購入する際は高さを重視してもいいと思います。
衣装ケースに金網をかぶせて飼育する人も結構いるみたいです。
オススメの商品はこちら↓なんと回し車と給水機がセットです。
回し車(滑車)
注目すべきポイントはこちらの二点です。
・音は静かか
・大きさは適切か
上記のケージとセットでついている回し車が本当に静かです。笑
単品での購入も可能ですので、他のケージを使われている方も利用可能です。
給水機
基本的にハムスター等小動物の給水機で、水を飲むことができます。
注意点は、舐める力がそこまで強くないので、給水口にボールが2つあるタイプだとうまく飲めません。
ボールがないタイプがベストです。上記のケージに付属となっている給水機はその条件を満たしております。
こちらも回し車同様に単品購入も可能なので紹介しておきます。
また、一時的なものであれば、昆虫ゼリーからの給水でも、ある程度は可能です。
隠れ家
ことり用の隠れ家を用いるとベストです!
ヤマネはハムスターに比べ、上下運動が激しいので、多少高いものを用いても全く問題ありません!
ラップやトイレットペーパーの芯があれば喜んで入っていきます。
しかし誤食してしまう可能性もありますので、基本的にはオススメしません。
ヤマネの生体の選び方

上記の準備が整えば、ヤマネさんをお出迎えです!
とは言え、どのショップで、迎えるのか、どんな個体を選ぶべきなのか
など気になる点がいっぱいありますよね!そちらをご紹介します。
値段
8000円〜15000円程度
基本的に1万円は超えますが、稀にブリーダーさんが安くで売りに出しています!
また、良いブリーダーさんを見つけると、相当慣れた子を迎えることができるので、オススメですよ!
先日開催されていたもふぷにのイベントでは最安値は5000円でしたので、小動物の即売会に行くことをお勧めします。

どこで迎える?
ペットショップでもあまり数がいない、珍しい生き物です。
ホームセンターにあるペットショップではほとんど見られないでしょう。
事前にネットや、SNSで情報を調べ、迎えに行くのがベストです!
また、小動物のイベントに参加するのも一つの手ですね!
どんな子を迎えるべき?
同じ誕生日なら、体が大きい子を迎えてください。
正直個体差はかなり大きいと思います。その中でも比較的、餌を全面的に食べて大きな奴は、怯え方がマシです。笑
そういう子を選び、少しでもなつくように愛情を込めて育ててあげてください。
性別は?
性別はほとんど関係ありません!個体差による違いの方が重要です。
というか性別はほぼわかりません。笑
大きくなるとわかりやすくなるようですが、小さいうちは、
プロの方でも、わからないという声が聞こえます。
繁殖を望まない人は、多頭飼いは避けましょう。
購入後に必要なもの・知識
アフリカヤマネを実際に迎えた後は下記の項目を意識してあげてください。
- エサ
- 温度管理
- ゲージの設置場所
- 健康管理
- コミュニケーション
上記の気遣いをしてあげることが大切です!
餌(フード)
主食:ハムスター・フクロモモンガ用ペレット、ドッグフード
副食:コオロギ、ミルワーム、果物、野菜、種子、昆虫ゼリー、煮干し
アフリカヤマネは雑食性です。野生下では主に昆虫を食べています。
専用のフードはかなり少なく、高価であるため、雑食性の動物のフードを与えることをお勧めします!
特にフクロモモンガのフードは昆虫のパウダーが含まれており、かなり食いつきがいいです。
副食に関しては、虫をあげるとかなり喜びます。
種子系は糖質が高く、ミルワームは栄養価が偏っているなど、デメリットが多くあります。
様々なフードを上げることでバランスを取ってあげましょう。
虫が苦手なら、昆虫ゼリーで代用可能ですが、食いつきの違いは一目瞭然です。笑
メインのハムスターフードに加え、ミルワームと煮干しを餌皿に。
また、昆虫ゼリーを常設(イチゴ味が大好き)
手にならせるために手の上ではコオロギを与えています。
フードについて詳細に紹介している記事はこちらになります!もしよろしければ覗いてみてください✨

温度管理
アフリカヤマネは、寒さ暑さともに弱いです。特に冬場の寒さは致命的です。
寒すぎると冬眠してしまいますので、そうならないようにヒーターを設置するかエアコンを稼働させましょう!
20度〜25度が適温です。
逆に夏場もエアコンでしっかりと暑さ対策をしてあげる必要があります。
※こちらはあくまで基本的な気温です。飼育先によっては20度を超えていても低体温症になる可能性もあります。元の飼育環境に合わせて気温は調整してあげてください。
ゲージの設置場所
ゲージの配置するにあたり気にするポイントは2つです。
- 太陽光など当たりすぎない場所
- 目線がある程度同じになる場所
アフリカヤマネは体温調整ができないので、低温、高温となる場所や、気温が激しく変わる場所への設置は避けるようにしてください。
また、齧歯類は、ピラミッドにおいて、最下層に近い位置に存在することから、大きい動物や、上からの陰に本能的に怯えてしまいます。
ですので、可能な限りストレスを与えないように、座った際の目線となる位置に配置してあげましょう。
部屋の低い位置は低温の空気がたまりやすいので、低体温症の対策にもなります。
コミュニケーション
何度もいっているように、アフリカヤマネはかなり臆病です。
犬や猫のように戯れることができると思っている方にオススメはしません。
基本的にコミュニケーションをとることは難しく、「なつく」というよりかは「手になれる」という表現の方が適切です。
また、ならしたいからといって、無理やり触りすぎると生体へのストレスとなってしまいますので、避けるようにしましょう。
とはいえ、なれた子だと手の上で寝てくれる子もいるので、しっかりと愛情を注いであげることが大事です。
注意点は、コミュニケーションをとっているときに脱走されないように心がけることです。
脱走した時の対処法はこちらの記事をご覧ください。

まとめ:アフリカヤマネの飼育方法
アフリカヤマネに関する飼育方法はまだ、かなり少ない状況です。
私はブリーダーさんから情報を得て、記事執筆させていただいております!
アフリカヤマネも十分になつく可能性は秘めておりますが、ベタなれとまで行くのは非常に難しいです。
ヤマネよりは楽に懐いてくれる動物も多々存在します。難しそうだなと思う方関連記事ものぞいてみてください。
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